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Tリーグの中国選手が一斉帰国 3選手が所属の琉球アスティーダにも波紋 張監督「何も答えられない」、クラブ幹部「(次の試合は)そのまま行う」


Tリーグの中国選手が一斉帰国 3選手が所属の琉球アスティーダにも波紋 張監督「何も答えられない」、クラブ幹部「(次の試合は)そのまま行う」 今シーズンのホーム開幕戦のシングルスで強打を放つ琉球の周雨=21日、那覇市民体育館(大城直也撮影)
この記事を書いた人 琉球新報社

 卓球のノジマTリーグに所属する中国選手が一斉に帰国したことが27日、複数の関係者への取材で分かった。12月4~10日に中国の成都で開かれる混合団体のワールドカップ(W杯)に日本がエントリーしなかったところ、日本協会に中国側から「Tリーグにいる中国選手を全員引き揚げさせてもらう」との通告があった。

 琉球アスティーダには中国人の契約選手で周雨、徐晨皓、于子洋の3人がいる。張一博監督は「次戦のメンバーについては考え中だが、この件については何も答えられない」と話した。球団を運営する琉球アスティーダスポーツクラブの照屋成次取締役は「そのような情報は届いていない。(直近で11月5日にある)アウェー戦はそのまま行うよう調整中だ」とコメントした。 

 日本協会はW杯に参加する意向だったが、出場を希望する選手が男女3人ずつそろわなかった。急に実施が決まった大会のため要項が届いたのが17日と遅かったことや、他の大会との兼ね合い、この大会では世界ランキングのポイントがつかないことなどが理由とみられる。日本協会は25日に中国側に不参加の意向を伝えた。

 日本協会関係者は「中国に意地悪をしようと思ったこともないし、出たくないと言ったわけでもない。選手の(大会を)選ぶ権利を尊重したら、メンバーがそろわなかった。協会としてはTリーグに迷惑をかけ、申し訳ない」と語った。

 Tリーグには25日付で中国の14選手が登録している。リーグ関係者によると、登録抹消や契約解除には至っていないが「残念としか言いようがない」と話した。