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女子・東風平中が11位と健闘「全国20位以内を」 九州中学駅伝 男子は名護中13位、北中城中17位 


女子・東風平中が11位と健闘「全国20位以内を」 九州中学駅伝 男子は名護中13位、北中城中17位  5区を粘り強く走る東風平の神谷早紀=2日、熊本県天草市あましんスタジアム周辺コース(熊本日日新聞提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 中学駅伝の第43回男子・第35回女子九州競走大会は2日、熊本県天草市あましんスタジアム周辺コースで行われ、男女各18チームが出場した。女子(5区間、12キロ)は東風平(神谷妃由、外間琉華、神谷早優、具志堅妃南、神谷早紀)が43分29秒で11位、大里(玉城希紗、比嘉ほのか、松田凛愛、宇久田恵奈、玉城愛心)は途中棄権した。男子(6区間、20キロ)は名護(仲村実敏、比嘉七斗、渡久地政幸、天久明、大城執維、新垣朝大)が1時間5分25秒で13位、北中城(大城文音、宮平真之介、徳嶺琉聖、渡具知海斗、金城樹羅、安里直倖)は1時間7分32秒で17位だった。


「全国20位以内を」女子東風平

 女子東風平は昨年から順位を二つ上げて11位と躍進した。2区の外間琉華は持ち味のスピードで6人、5区の主将・神谷早紀は2人を抜く健闘で貢献した。全国大会(14日・滋賀)に向け「20位以内を目指す」とチームは次なる目標を見つめている。

 1区を走った神谷妃由は緊張していたが「走ってみたら意外と速く(1区を)ゴールできた」。2区の外間は「初めは先のことを考えて様子見」し、スピードを抑えてスタートしたが、約300メートル地点から「前に出ないと」とペースを上げて6人抜き。姿勢を前にして積極的に走り切った。3区の神谷早優は「チームのタイムを1秒でも上げる」と力走し、4区を走った具志堅妃南は「(5区の神谷早紀)先輩に抜いてほしい」とたすきを託した。アンカーの神谷早紀は「絶対に越してやる」と気合を入れ、序盤の坂で前の1人を抜き去る。そのまま自分のペースで駆け、さらにもう1人を追い越してゴールした。

 神里斉監督は「もう少し最初から突っ込んでいく度胸がほしいが、寒さ対策もでき、去年より順位を上げるという目標も達成できた」と選手らをねぎらった。

 (名波一樹)


「全国へ期待できる」名護・諸喜田監督

6区を力走する名護の新垣朝大=2日、熊本県天草市あましんスタジアム周辺コース(熊本日日新聞提供)
6区を力走する名護の新垣朝大=2日、熊本県天草市あましんスタジアム周辺コース(熊本日日新聞提供)

 男子名護は「みんながチャレンジする(主将・比嘉七斗)」ハイペースな走りで、13位と昨年から二つ順位を更新した。

 1区の仲村実敏は「先頭集団についていったが、たれてしまった」と失速を悔いながらも走り切った。2区は主将の比嘉が「できるだけ前に近づいて、次につなげよう」と奮闘し、3区の渡久地政幸は「思ったより調子がよく」2人を追い越す。4区の天久明は病み上がりだったが「前に人がいて楽しかった」と3人を抜き去る。5区は大城執維が抜かれるも「絶対に差をつけられない」と食らいつく。最後の6区は新垣朝大が「(前の人との差が)なかなか詰まらない」と苦しみながらも走り切った。

 諸喜田真作監督は「後半で粘れているので、全国へ期待できる」と評価した。全国まで残り約2週間、チームは全力で駆ける。

 (名波一樹)