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五輪銅の屋比久らが小中高生50人を指導 沖縄・浦添工高でレスリング合同練習会


五輪銅の屋比久らが小中高生50人を指導 沖縄・浦添工高でレスリング合同練習会 投げの動作を実技を見せながら説明する屋比久翔平(手前)=30日、浦添市の浦添工業高校(屋嘉部長将撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 レスリングのクラブや部活動をしている県内の小学生、中学生、高校生を対象とした合同練習会が30日、浦添工業高校で行われ、約50人の選手が参加した。東京五輪銅メダリストの屋比久翔平(浦添工高―日体大―日体大大学院出、ALSOK)や、天皇杯のグレコローマン97キロ級で優勝した仲里優力(北部農林高―日体大出、佐賀県スポーツ協会)、同77キロ級準優勝の友寄汰志(北部農林高―日本体育大)らも指導者として参加した。

 屋比久はパーテレポジションから持ち上げ、投げまでの動作について実技を交えながら教えた。選手らは世界で戦った技を吸収しようと真剣なまなざしで見つめていた。その後は仲里と友寄も加わり、実戦練習をしながら有効な技などを見せた。

 屋比久とスパーリングをした野原海斗(北部農林1年)は「力や差しの強さがあって全然攻められなかった。翔平先輩に教えてもらったことを試合で使えたら、もっと上に行ける」と手応えを感じているようだった。屋比久は「感覚的に分かっていることをかみ砕いて教えることは難しい。県外の選手に後れをとらないよう協力したい」と語った。

 (屋嘉部長将)