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都道府県駅伝・女子は14日号砲 狙うは「2時間半の壁」突破<全国に挑む2024>


都道府県駅伝・女子は14日号砲 狙うは「2時間半の壁」突破<全国に挑む2024> 県記録更新を誓う男子チーム=6日、糸満市の西崎陸上競技場(名波一樹撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 駅伝の全国都道府県対抗競走大会は女子(9区間42.195キロ)が14日に京都府で、男子(7区間48キロ)が21日に広島県で開催される。沖縄県選抜は昨年、女子が2時間32分58秒で47位だった。男子は過去の県代表最高記録を16秒縮める2時間24分48秒で40位だった。女子は2時間30分以内を目標に、男子は2年連続での記録更新を目指す。

 女子チームは選手15人中8人が昨年と同じメンバーだ。ここ数年超えられていない2時間30分の壁を突破することを誓う。

 チームをけん引するのは、昨年アンカーを務めた安里真梨子主将だ。「どんな状況でも走りきるのが私の仕事。自分の走りをするだけ」と心強い。「昨年より記録を伸ばした選手もいるので、自分もその勢いに乗りたい」と力を込める。

 大学生では佐渡山真雅(兵庫大2年)が唯一5000メートルで17分を切る実力を持ち、チームに勢いをもたらしている。

 3000メートルを9分台で走る親川杏花(北山高2年)や江洲桃(同1年)らを筆頭に、高校生らもまたチームを大きく底上げしている。全国高校駅伝で1区を走った親川は「スピードには自信がある。全国の疲労も残ったが、調整してきたので力を出し切りたい」と語気を強める。

 奥本正コーチは「選手一人一人がレベルアップしている。一つでも上の順位を目指せるように」と、選手を鼓舞する。

 玉城健司監督は「1区でしっかりと40番台について、流れに乗っていきたい。トータル2時間27分後半から28分前半を目指す」と意気込む。

 (名波一樹)