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都道府県駅伝・男子は21日号砲 記録更新の鍵はスピード勝負の前半区間<全国に挑む2024>


都道府県駅伝・男子は21日号砲 記録更新の鍵はスピード勝負の前半区間<全国に挑む2024> 県記録更新を誓う男子チーム=6日、糸満市の西崎陸上競技場(名波一樹撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 駅伝の全国都道府県対抗競走大会は女子(9区間42.195キロ)が14日に京都府で、男子(7区間48キロ)が21日に広島県で開催される。沖縄県選抜は昨年、女子が2時間32分58秒で47位だった。男子は過去の県代表最高記録を16秒縮める2時間24分48秒で40位だった。女子は2時間30分以内を目標に、男子は2年連続での記録更新を目指す。

 昨年、男子チームは過去の県代表最高記録を16年ぶりに塗り替えた。

 大学、高校、中学駅伝とそれぞれ全国大会を経験したメンバーを中心に、2年連続での記録更新を目標に掲げる。更新の鍵はハイスピード勝負となる前半区間の1~3区だ。兼箇段賢監督は「どの集団でたすきをつなげるか。粘り強く集団についていき、記録更新を狙う」と展望を描く。

 大学生は箱根駅伝に出場した大仲竜平(北山高出、日大2年)など、1万メートル29分台のメンバーがそろった。昨年の記録更新に貢献した前原颯斗(中央学院大1年)は「県代表の思いを背負って走り、県の区間最高タイムを出す」と闘志を燃やす。

 高校生では、持ちタイムトップで初参加の湧川辰哉(北山高3年)がチームを勢いづける。全国高校駅伝では自分の走りができず、悔しさもあったが、「ハイペースには耐えられる自信がある。良い流れでたすきをつなぐ」と雪辱を誓う。

 3度目のメンバー入りとなる山城弘弐主将(専修大4年)は「駅伝のレベルが上がる中、県代表がどこまでやれるか。未知数だが、今後につながる大会にしたい」と決意を示した。

 (名波一樹)