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とかしきマラソン・ハーフ 木村(男子)楠見(女子)V


とかしきマラソン・ハーフ 木村(男子)楠見(女子)V
この記事を書いた人 Avatar photo 岩切 美穂

 とかしきマラソン2023プレ大会(主催・とかしきマラソン実行委員会、共催・渡嘉敷村、村教育委員会、国立沖縄青少年交流の家、村商工会、村体育協会、村観光協会、琉球新報社)が3日、渡嘉敷小中学校を主会場に開催された。ハーフマラソン(21・0975キロ)男子は初出場の木村洋史(43)=那覇市、同市職員=が1時間24分50秒で栄冠をつかんだ。同女子も初出場の楠見尚子(27)=那覇市、会社員=が1時間39分29秒で初優勝を果たした。

ハーフの部・男子1位でフィニッシュする木村洋史=3日、渡嘉敷村の渡嘉敷小中学校グラウンド(ジャン松元撮影)
ハーフの部・男子1位でフィニッシュする木村洋史=3日、渡嘉敷村の渡嘉敷小中学校グラウンド(ジャン松元撮影)

 1キロ地点から独走状態でレースを制した木村は「入賞を狙っていたが、まさか優勝できるとは」と驚きつつも喜びの表情。起伏の多いコースに備え、那覇市の新都心の坂を走り込んで対策した。レースを振り返り「序盤の坂が長くてきつかった。暑さもあって走りにくかったが、要所要所で太鼓や拍手、声援が聞こえて励まされた」と語った。

ハーフの部・女子1位でフィニッシュする楠見尚子(ジャン松元撮影)
ハーフの部・女子1位でフィニッシュする楠見尚子(ジャン松元撮影)

 楠見は「優勝を狙っていたので、うれしい。このコースで1時間40分を切れるとは思わなかった」と喜んだ。前半で首位に立ったが、折り返しで2位との差が500メートル程度と気付き、焦った。前岳林道の急な登りにも苦しんだが「白い砂浜と青い海の景色に『めっちゃきれい』と思わず声が出て、気持ちが助けられた」と笑みをこぼした。

 (岩切美穂)