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ブルファイツ 初戦は善戦 バド・琉球クラブカップ 西平、札幌に奮戦1G奪う 我慢の展開、光った粘り


ブルファイツ 初戦は善戦 バド・琉球クラブカップ 西平、札幌に奮戦1G奪う 我慢の展開、光った粘り 琉球ブルファイツ―北海道コンサドーレ札幌 シングルスで強烈なスマッシュを決めるブルファイツの西平賢矢=16日、うるま市石川体育館(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 バドミントンの第2回琉球クラブカップが16日、うるま市石川体育館で開幕した。県内唯一のクラブである琉球ブルファイツと、日本最高峰のS/Jリーグのチームなどを合わせた4チームがリーグ戦を行い、ブルファイツはリーグ初戦のトリッキーパンダース(京都)に1―2で、北海道コンサドーレ札幌に0―3で敗れた。17日は西日本工業大(福岡)と最終戦を行う。


 琉球ブルファイツの西平賢矢が北海道コンサドーレ札幌に奮戦した。1―2で敗れたが、高さのあるショットで相手の足を止めて1ゲームを奪った。大城真吾監督は「ラリーでは渡り合えると思っていた。きつい展開の中でも我慢のプレーができていた」とたたえた。

 団体戦2戦目の第1シングルス。前戦で唯一勝ち星を挙げた西平がコートに立つ。1ゲーム目はミスにより失点が続き、後半で修正するも追いつけなかった。

 2ゲーム目は勢いのまま、先制点からリードし続けた。コート端からクロスへレシーブ、緩急をつけたショットなどで最大6連続得点。しかし徐々に詰められ、1失点も許されない17―20となった。

 ここから粘りのプレーが光った。高い位置からショットを打ち「うまく足を動かせた」と、あいた場所にはすかさず強打。相手を動かし、再び連続得点で21―20と逆転した。最後はネット際でヘアピンショットの打ち合いとなり、「我慢のプレー」でクロスへプッシュをたたきこんで2ゲーム目を奪った。しかし3ゲーム目は疲れで足が止まり、「ミスを恐れたショット」に。背中を追い続けるも、勝利はつかめなかった。

 17日はリーグ最終戦が待っている。西平はファンや観客へ感謝しながら「派手なプレーも魅力的だが、堅実かつ丁寧なプレーが大事。それを見に来ている子どもたちには学んでほしい」と語り、自らのプレーで示すつもりだ。

 (名波一樹)