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ボクシング・大泊(ライトウエルター)らに栄冠 前に出続け 接戦制する<2024県高校総体>先行競技


ボクシング・大泊(ライトウエルター)らに栄冠 前に出続け 接戦制する<2024県高校総体>先行競技 各階級を制した(前列左から)女子フライ級・西里柚南、女子バンタム級・野原永遠、ピン級・比嘉暖人、ライトフライ級・山元利月、フライ級・德嶺来颯、(後列左から)ウエルター級・松田幸長、ライトウエルター級・大泊風雅、ライト級・吉永羚将、バンタム級・根間空志(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 松堂 秀樹

 沖縄県高校総合体育大会(県高校体育連盟、県教育委員会主催)は20日、先行競技のボクシングを行った。ボクシングの最終日は宮古総合実業高校武道館で行われ、ライトウエルター級決勝で大泊風雅(コザ)が神里賢太郎(糸満)を判定で下し、頂点に立った。

 足を止めずに前に出続け、接戦を制して初の栄冠を手にした。男子ライトウエルター級決勝で大泊風雅(コザ3年)は、積極的にインファイトを仕掛けた。「判定を聞くまではドキドキしていた。勝てて本当にうれしい」と喜んだ。

積極的にインファイトを仕掛けた大泊風雅(左)=20日、宮古総合実業高校武道館(提供)

 4月の高校春季大会ではダウンを奪われるなど、ディフェンスに課題もあったが、今大会の決勝ではガードを上げ続け、打ち終わりも素早くあごを守った。

 アウトボクシングでフットワークを多用する相手をしつこく追いかけ、コンパクトにワンツーを打ち込んだ。通っているジムまで坂道の多い往復20キロの道のりを毎日自転車をこいで身につけたスタミナと脚力で、一歩も引かない打ち合いを続けた。

 北中城中では野球部、コザ高ではバレー部に所属していたが、ボクシングに興味を持ち、高1年の終わりにグローブに拳を通した。「ボクシングが楽しい。九州、全国でも一戦一戦集中して戦いたい」と語った。

 (松堂秀樹)


(宮古総合実業高武道館)

【男子】

▽ライトフライ級決勝

山元利月(南風原) 判定 與那覇大然(コザ)

▽フライ級決勝

德嶺来颯(沖縄水産) 判定 レイノルズ・レン(沖縄水産)

▽バンタム級決勝

根間空志(陽明高支) 判定 高山朝生(沖縄水産)

▽ライト級決勝

吉永羚将(宮古工) RSC2回1分46秒 中村龍(沖縄水産)

▽ライトウエルター級決勝

大泊 風雅(コザ)判定神里賢太郎(糸満)

▽ピン級認定優勝 比嘉暖人(球陽)

▽ウエルター級認定優勝 松田幸長(沖縄水産)

【女子】

▽フライ級認定優勝 西里柚南(宮古総実)

▽バンタム級認定優勝 野原永遠(宮古総実)