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奥間(那覇西)男子円盤V 全試技、安定の40メートル超 大雨で一時中断も動じず <2024県高校総体>先行競技


奥間(那覇西)男子円盤V 全試技、安定の40メートル超 大雨で一時中断も動じず <2024県高校総体>先行競技 男子円盤投げ決勝 46メートル83の記録で頂点に立った那覇西の奥間政和=24日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 県高校総合体育大会(県高校体育連盟、県教育委員会主催)は24日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで先行競技の陸上(第1日)が行われた。男子400メートルは照屋礼(那覇西)が49秒69で優勝し、同1500メートルで具志堅源竜郎(北山)が3分59秒94で頂点に立った。同円盤投げでは奥間政和(那覇西)が46メートル83で大会2連覇を達成した。女子走り幅跳びで喜久里彩吹(那覇国際)が5メートル54、同1500メートルで親川杏花(北山)が4分35秒96で、それぞれ大会2連覇を果たした。


 激しい雨が降りしきる中での対決となった男子円盤投げ。奥間政和(まさと)(那覇西3年)が46メートル83で自己ベストを更新し、ライバルの外間勝結(与勝3年)を破り、頂点に立った。「リラックスした状態で挑めた」と充実した表情を見せた。

 1投目は、投てき後に回転しないノンリバースでの試技。「足を締めて上半身にうまく力を伝えることを意識付けるため」だといい、大会ごとのルーティンになっている。1投目を含め全ての試技で40メートル超の安定した試技を見せた。

 決勝に入る直前には雨脚が強まり横殴りに。競技は一時中断したものの、前向きな気持ちを維持。4投目に優勝記録となる46メートル83をたたき出した。「左足に重心をのせるタイミングと骨盤を動かすタイミングが一致した」と大きくうなずいた。

 目標だったU20日本選手権の参加標準記録となる47メートルにはわずか届かなかった。「うれしさ半分、悔しさ半分」と複雑な思いものぞかせた。27日には砲丸投げも控えており、気持ちを切り替え2冠を狙う。

(渡真利優人)