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親川(北山)女子1500メートル制す 残り100メートル、猛烈スパート <2024県高校総体>先行競技


親川(北山)女子1500メートル制す 残り100メートル、猛烈スパート <2024県高校総体>先行競技
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 県高校総合体育大会(県高校体育連盟、県教育委員会主催)は24日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで先行競技の陸上(第1日)が行われた。男子400メートルは照屋礼(那覇西)が49秒69で優勝し、同1500メートルで具志堅源竜郎(北山)が3分59秒94で頂点に立った。同円盤投げでは奥間政和(那覇西)が46メートル83で大会2連覇を達成した。女子走り幅跳びで喜久里彩吹(那覇国際)が5メートル54、同1500メートルで親川杏花(北山)が4分35秒96で、それぞれ大会2連覇を果たした。


女子1500メートル決勝 江洲桃(左)との接戦を制した北山の親川杏花(喜瀬守昭撮影)
女子1500メートル決勝 江洲桃(左)との接戦を制した北山の親川杏花(喜瀬守昭撮影)

 「優勝できて一安心」とほっとした表情を見せた女子1500メートルの親川杏花(北山3年)。周回ごとに1位が入れ替わるデッドヒートが繰り広げられたレース。残り100メートルの直線、ラストスパートで前を行く選手を猛烈に追い上げ、コンマ差でゴールした。

 昨年、大会記録を塗り替え「タイムはもちろん意識していた」が、レース中は体が重く感じ、思うような走りではなかったという。目標だった記録更新を果たせず「全然満足していない」と首を振った。

 2週間前ほどに左足を痛め、不安が残る中で今大会に臨んだ。「まずはコンディションを整えることが必要」と冷静に語った。

(渡真利優人)