けがで万全でない状態ながらも、チーム2番手の10得点を挙げた今村佳太は「最後の部分で自分たちの悪い部分が出てしまった。チームを勝利に導けず、すごく悔しい。不完全燃焼の思いもある」と無念さをにじませた。
アルバルク東京との準々決勝第3戦、着地の際に右足首を痛めた。それでも「できれば万全な状態で臨みたかったというのはあるが、そこをいい訳にはしたくなかった」
広島との最終決戦の出場時間は約32分。チームで最も長くコートに立ったエースは「ターンオーバー、ファウルが重なり、シュートに迷いが出た。攻めが重くなり過ぎた。守備でもスイッチミスが出た」と連覇の難しさを口にした。
鋭いドライブや3点弾を武器に、必要不可欠な存在としてチームをけん引してきた。「浮き沈みが激しいシーズンだったが、優勝するつもりでここまで来た。ファンの皆さんには悔しい思いをさせた。毎試合熱い応援に感謝している」と沖縄のバスケ熱を誇る。「CSを戦っていくなかでチームがすごく成長した部分もある。これからも期待に応えていけるようにしたい」と、再びファイナルの舞台で戦うことを誓った。
(大城三太)