プロバスケットボールBリーグのチャンピオンシップ(CS)準優勝の報告で30日、沖縄市役所を訪れた琉球ゴールデンキングスの岸本隆一がCSや今季を振り返り、来季への気持ちを語った。報道陣との主なやり取りは次の通り。
―今季を振り返って。
「シーズンは長かった。例年になく試合数が多く、苦しい時期もあったし、手応えももちろんあった。最後は敗れて悔しい気持ちだが、素晴らしいチームで戦い抜けた」
―沖縄アリーナはどんな場所か。
「いつも以上の力が出る場所。毎試合を全力で戦う中で、普段じゃ考えられないプレーも出てくる。試合以上の価値を生み出してくれる場所だ」
―CSを終えて心境は。
「西地区も天皇杯も頂点を逃し、最終的に挽回しようと連覇を懸けたCS優勝にも届かず、例年になくタフなシーズンだった。選手生活というのはそんなに長いものではない。長いシーズンを戦って、たった1日で終わるはかなさも感じ、まだ気持ちの整理がついていないところもある」
―6月1日には沖縄市のゲート通りでファンへの報告会もある。
「ファンが信じて後押ししてくれたおかげで、最後まで戦えた。まず感謝を伝えたい。試合が終わってから『胸を張って沖縄に帰ろう』と言い合い、帰ってきた」
―苦杯をどう来季の糧にするか。
「結果は伴わなかったが、決して頭を下げるシーズンではなかった。何をやったら良かったかというので、アプローチはたくさんあったのだと思う。ただ先を見据えながらの試合が多く続いたので、考えて目の前のことに100%集中できなかったのが反省点。次は初心に戻って、この敗戦を糧に、目の前の試合に100%の全力で取り組めるようにしていきたい」