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宮里(那覇西)女子200背県新V 前半攻めて3連覇 <2024県高校総体>競泳


宮里(那覇西)女子200背県新V 前半攻めて3連覇 <2024県高校総体>競泳 女子200メートル背泳ぎ決勝 2分21秒07の県新記録で優勝した那覇西の宮里理子=1日、那覇市の奥武山水泳プール(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 県高校総合体育大会が1日に本格的に始まり、県内各地で18競技を行った。競泳女子背泳ぎ200メートル決勝で宮里理子(那覇西)が2分21秒07の県新で1位。同自由形50メートル決勝は予選で県高新を出した平良吏美華(同)が、男子背泳ぎ200メートル決勝は田浦悠羽(コザ)が大会新で優勝した。


 背泳ぎ200メートルで宮里理子(那覇西3年)が県記録を0・52秒塗り替え、3連覇を達成した。プールから上がると、仲間の声援に手を振って笑顔で応えた。目標の国民スポーツ大会の標準記録には2秒ほど届かず「悔しさが大きい」と県記録の先を見据えていた。

 これまではスタミナやパワーを強化する練習に励んでいたが、総体へ向け速度に重点を置いて練習を重ねた。「最後の総体なので気持ちも入っていた」と予選から大会新記録を出すなど好調な滑り出しだった。

 決勝前、「前半から攻めていく」とコーチと相談した。より速度を出しやすいバサロキックを持ち味に、スタート時の潜水から先頭を泳ぎ続ける。中間の100メートル地点を1分7秒93で折り返し、この時点で普段より1秒以上タイムを縮めていた。

宮里理子
宮里理子

 後半は「気持ちに体が追いつかなかった」と体力消耗に苦しんだ。2位に3秒以上の差をつけた圧勝にも、「後半に速度が落ちないよう、パワーをつけたい」と反省も忘れない。

 大会2日目は背泳ぎ100メートルに出場する。「中学2年以降、1分6秒を切っていない。5秒台を狙って自己ベストを目指す」と誓った。

(名波一樹)