県高校総合体育大会が1日に本格的に始まり、県内各地で18競技を行った。競泳女子背泳ぎ200メートル決勝で宮里理子(那覇西)が2分21秒07の県新で1位。同自由形50メートル決勝は予選で県高新を出した平良吏美華(同)が、男子背泳ぎ200メートル決勝は田浦悠羽(コザ)が大会新で優勝した。
復調を実感する泳ぎになった。自由形50メートルの平良吏美華(那覇西1年)は昨年9月の国体以来、26秒10~20台のタイムが続き焦りを感じていた。今大会予選で県高校新記録の26秒09で1位となり「久々に(感覚が)戻った」と前向きな表情をみせた。
![平良吏美華](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/06/s-5.jpg)
最後に自己ベストを更新したのは昨年8月。半年以上記録を伸ばせず「何を改善すれば良いのか」と不安があった。今大会の予選では安定したフォームで泳ぎ「リラックスできた」と不調を脱した要因を語る。決勝は力んで自己記録は更新できなかった。
それでも400メートルフリーリレーでアンカーを担って優勝へ導き、1年生ながら実力を見せつけた。「予選から県新、インハイ上位を狙えるタイムを出す」と2日に向けて意気込んだ。
(名波一樹)