県高校総合体育大会が1日に本格的に始まり、県内各地で18競技を行った。重量挙げは男子67キロ級の比嘉功(本部)がスナッチで110キロの県高新、トータル230キロで大会新を樹立した。女子49キロの大村朱音(沖縄工)がスナッチで61キロ、女子64キロ級の手登根海舟(宮古)がスナッチで65キロを挙げて、それぞれ大会新記録だった。
女子49キロ級のスナッチで自身が持つ大会記録を更新した大村朱音(沖縄工3年)だったが「本来の力を発揮できず、情けなさ過ぎる」と悔しさをにじませた。
減量のため試合前まで走りこみ、水分や塩分が足りない状況だった。スナッチは大会新の61キロからスタートするも力が入らず、落としてしまう。2回目は翁長真由美顧問の「楽しんだ者勝ち」の言葉を思い出し、いつも通り挙げると「全然軽かった」と成功させた。 3回目の64キロはフォームが崩れて失敗したが、ジャークは「足がつっても挙げる気だった」と3本成功させた。
スナッチ69キロ、ジャーク80キロの自己ベストには及ばなかった。「競技に(生活の)全部を懸けたい」と計画的な減量を誓い、九州、全国の舞台へピークを合わせる。
(屋嘉部長将)