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バスケット・石川(女子)初優勝 城間、3点弾で流れ呼ぶ<県高校総体>第4日


バスケット・石川(女子)初優勝 城間、3点弾で流れ呼ぶ<県高校総体>第4日 石川―小禄 第1Q、守備をかわしシュートを決める石川の城間瑠華=4日、沖縄市体育館(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 沖縄県高校総合体育大会第4日は4日、県内各地で7競技を行った。バスケットボール男子は美来工科が69―54で沖縄水産に勝利し、3年連続10度目(中部工時代含む)の制覇、女子は石川が85―61で小禄を下し、初優勝した。

 試合終了を告げるブザーが鳴り響くとやりきった表情を浮かべた石川の選手たち。昨年の新人大会に続いて、県総体でも初制覇を果たした。

 ポジションにとらわれることなく、コートを縦横無尽に走り回り、相手にゆとりと隙を与えない戦略が功を奏した。ハンドラーに対し複数人がプレッシャーをかけ、相手をリング下に近づけさせないようにした。

 第1クオーター(Q)は相手も3点弾を確実に決めるなど接戦となり、16―12で折り返した。第2Qに入ると、序盤から城間瑠華(3年)の攻撃が流れを変えた。アウトサイドでの連係したパス回しがさえ、3点弾を4本沈めるなど、流れを優位に運んだ。

 城間は「とにかく走ることを意識したが、点数をあまり伸ばすことはできなかった」と控えめに語ったものの、守備でも光った。相手選手のパスやドライブに対しては、素早くゴール下に戻り、積極的に動きを封じ込めた。「オールコートプレスとシュート率が課題。確実に得点できるように練習を重ねる」と飛躍を誓った。

 (渡真利優人)


 (沖縄市体育館)
 【女子】

▽準決勝
石川 70―55 北中城
小禄 75―69 西原

▽3位決定戦
西原 64―55 北中城

▽決勝

石川
 85―61(16―12,19―15,24―16,26―18)
小禄