県高校定時制通信制夏季体育大会が県内各地で行われた。バレーボールの男子は泊(午前・通信)が中部農林を下し、頂点に立った。
相手をしのぐ正確なトスと隙を見せない素早い攻撃で優勝をつかんだ泊(午前・通信)。セッターの比屋定大和(3年)が上げる高さのあるトスが速い攻撃展開を生んだ。「(トスの)7割は成功したが、3割は低くなってしまった」と消化不良気味だったが、両サイドと呼吸を合わせた攻撃が功を奏した。
ライトの宮里悠斗(はると)(1年)は身長155センチと小柄ながら、瞬発力のあるジャンプで一気に最高到達点へ。相手コートのわずかな隙に力強いスパイクをたたき込んだ。「打つ瞬間に全体重を乗せることを意識した。今大会は結構(スパイクが)決まったと思う」と納得の表情を見せた。
レフトの洲鎌優斉(4年)は181センチの長身を生かし、相手のブロックを打ち抜くと、サイドラインぎりぎりに決める好プレーを見せた。
森山翔太主将(2年)は「限られた時間の中で練習し、優勝することができた。全国大会ではベスト4を目指したい」と意気込んだ。
(渡真利優人)