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興南、浦添上位狙う(ハンド) 塩澤、大会の中心に(カヌー)<2024全国高校総体県勢展望>4


興南、浦添上位狙う(ハンド) 塩澤、大会の中心に(カヌー)<2024全国高校総体県勢展望>4 体育館(イメージ写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

<バスケット>

 男子美来工科は、初戦で近畿大学付属(大阪)と対戦する。ここを突破すると、昨夏も対戦した強豪・藤枝明誠(静岡)とぶつかる。雪辱を期して勝利したい。

 女子石川の初戦は県立校同士の対戦となった。県立富岡東(徳島)に勝つと、2回戦で強豪・日本航空(山梨)と対戦する。

<ハンドボール>

 男子興南は、磨きをかけた防御を武器に、上位進出を目指して全国選抜の雪辱を期す。初戦の相手は高知中央。勝ち進めば、春の選抜で惜敗した北陸(岩手)との対戦が予想される。

 女子浦添は、攻守速攻でチーム一丸となって挑戦する。九州大会を制した攻撃的防御を強化し、悲願の全国優勝を目指す。初戦は橿原(奈良)。そのまま勝ち進めば、4強をかけて春の選抜覇者の白梅学園(東京)と対戦が予想される。

<剣道>

 団体・個人の両部門において興南が出場。女子興南は3月の全国選抜で8強入りし、島袋美々夏(興南2年)は優秀選手賞に輝いた。個人戦にも出場する宮城遥和(同3年)は石原杯を連覇中。実績のある2人を軸に4強以上を狙う。

 男子興南は、3月の全国選抜・魁星旗ともに8強入りの東海大浦安(千葉)に惜敗。12月の大野旗では準優勝するなど、実力は十分に備わった。3年生の結束も強く、上位進出に期待したい。個人戦からも目が離せない。

<弓道>

 九州総体女子個人準優勝となった仲間美咲(興南2年)に期待。また、宮里恵加(同3年)、男子の冨名腰朝成(首里2年)、松本善樹(興南3年)らも上位入賞を狙える。

 団体戦の男子興南、女子小禄は競技が進むにつれて調子が上がり、予選までの時間の使い方が重要だ。リラックスしながらも緊張を保(たも)てるか。トーナメント戦に入れば、チームの力が爆発し上位入賞も可能だ。

<カヌー>

 強豪ぞろいの九州総体カナディアン決勝で、塩澤海(沖縄水産2年)が4位、當山魁来(同3年)が5位と同校で競り合う熱戦を展開。全国大会での期待大だ。金城夢叶(同2年)と塩澤のカナディアンペアは決勝6位。松本大輝(同2年)らも加わったカナディアンフォアも決勝6位。

 すべての種目に出場した塩澤が大会の中心となるか。