【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体第1日は27日、九州各県で行われた。自転車はポイントレース予選では国吉朔望(向陽)が4位となり、決勝に駒を進めた。
男子16キロポイントレースで国吉朔望(向陽)は、残り1周で勢いよくペダルを踏み込み、6ポイントを挙げて決勝進出を決めた。
スタート後、2キロごとに1回のポイントラインが設けられ、その通過順位によって点数を稼ぎながらゴールを目指す。国吉はポイント周回の前半から集団を飛び出し、得点を狙う算段だった。実際に走ると「周囲の選手が強くて自分の足も調子がよくなくて、飛び出しても集団から離れることができなかった」。
苦戦が続いたが、終盤に力を発揮して順位を上げた。「決勝は全国のトップレベルの人たちが集まるので予選より厳しい試合になると思う。日頃の練習の成果を出し切って全力で走りたい」と健闘を誓った。
(ジャン松元)