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那覇西16強 細川・上門が長崎で躍進 北部九州総体・ソフトテニス


那覇西16強 細川・上門が長崎で躍進 北部九州総体・ソフトテニス 男子個人5回戦 ポイントを奪いガッツポーズする那覇西の細川大峨(左)と上門幹武=7月31日、長崎県のベネックス総合運動公園かきどまり庭球場(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は7月31日、九州各県で行われた。ソフトテニス男子個人戦は、細川大峨・上門幹武(那覇西)が準々決勝に進出し、奈良県代表に0―4で敗れ、ベスト16だった。

 先輩後輩ペアで挑んだ那覇西の細川大峨(3年)・上門幹武(2年)。持ち前のコンビネーションが随所で光り、ベスト16入りを果たした。前回の北海道総体では3回戦敗退だったが、応援団の熱い声援を背に長崎の地で躍進した。

 5回戦にピンチが訪れた。第1ゲームから相手ボールに翻弄(ほんろう)され、シーソーゲームに。ラリーで前後左右に揺さぶられ、スマッシュを打ち込まれた。

 負けじと前衛の上門が意表を突くボレーを、後衛の細川がラインすれすれのスマッシュで相手コートを射抜いた。力が拮抗(きっこう)し、7ゲーム目までもつれ込んだ。「後衛とラリーして(相手の)甘いボールをぶつける」(細川)との仕掛け通り、細川がボールに食らいついて返球し、上門がボレーを決め、勝利を手にした。

 準々決勝の相手は、6月のハイスクールジャパンカップ覇者の高田商業ペア(奈良)。「立ち向かっていこう」(細川)と積極的に攻めたが、ロブショットで左右に振られて強打やボレーを浴びた。

 最後の全国総体となった細川は「もう少し上にいきたかったが、勝ち進めたのは良かった」、上門も「4回戦以降は楽しかった。(ベスト16は)マジでうれしい」と笑みを見せた。

 11月には天皇杯が控える。「瞬発力を身につけ、上体が高くならないように体を鍛えたい」(細川)。「モーションをかけられるように練習を重ねる」(上門)と2人の成長は続く。

 (渡真利優人)


 (長崎県ベネックス総合運動公園かきどまり庭球場)

▽男子個人4回戦

細川・上門(那覇西) 4―1 福見優・福見竜(高知・明徳義塾)

▽同5回戦

細川・上門(那覇西) 4―3 野中・坂本(熊本・ルーテル学院)

▽同6回戦

植田・結城(奈良・高田商) 4―0 細川・上門(那覇西)