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冨名腰(首里)個人V逃す 北部九州総体・弓道


冨名腰(首里)個人V逃す 北部九州総体・弓道 男子個人決勝 的に狙いを定める首里の冨名腰朝成=3日、長崎県の島原復興アリーナ(ジャン松元撮影)
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 【北部九州総体取材班】全国高校総合体育大会・北部九州総体は3日、九州各県で行われた。弓道の男子個人で冨名腰朝成(首里)が決勝まで勝ち進んだが、上位8人に勝ち進むことができず、順位なしだった。女子個人は準決勝に仲間美咲(興南)が進出したが、決勝進出はならなかった。

 弓道の男子個人は、冨名腰朝成(首里2年)が決勝まで順調に勝ち進んだ。42人で争われた決勝は、各自が矢を1本ずつ射る中で、1本でも的を外したら競技終了となる「射詰競射」で行われた。冨名腰は「伸び合いが足りない感じがしたが緊張で矢を放ってしまった」。1本目が的から外れ、勝利を逃した。

 4射3中で行われた予選、準決勝ともに4本の矢全てを的に当て、決勝に進出した。直前の練習まで「あまり調子が出なかった」という。初戦から「心臓がばくばくしていた」との言葉とは裏腹に、順調に的を射抜いた。

 予選、準決勝では冨名腰が的中させる度に観客席にいる興南の選手から「よーし!」とかけ声が上がり「強みになった」。

 初の全国大会は「決勝まで上がる人も多くレベルが高かった」が、良い経験が積めた。九州総体では予選を突破できなかった。「今回は決勝まで行けたのでありがたかった」と、次の目標の九州新人戦へ向けて闘志を燃やした。

 (ジャン松元)


 (長崎県島原復興アリーナ)

▽男子個人予選(4射3中) 冨名腰朝成(首里) 4中=準決勝進出、松本善樹(興南) 2中=落選

▽同準決勝(4射3中) 冨名腰朝成(首里) 4中=決勝進出

▽同決勝(射詰め) 冨名腰朝成(首里)=順位なし