パリ・パラリンピックのマラソン女子(車いすT54)代表で、うるま市出身の喜納翼(コザ高―沖縄国際大出、琉球スポーツサポート)が8日、同市役所を訪ね、中村正人市長や市民から激励を受けた。喜納は「目標は東京大会の7位を上回ること。見る人が何かを感じ取れる走りができたら。全力で頑張りたい」と決意を語った。
地域の児童を中心に、市民がメッセージを書き込んだ横断幕や、本年度に市が創設した国際大会出場者への奨励金も贈呈された。
喜納は「これだけ応援されているんだと感じられて、うれしい。子どもたちが私の走りを見て、どう感じ、どういう大人に成長するのか、私自身も楽しみだ」と感謝した。中村市長は「プレッシャーもあると思うが、築き上げてきたものを出し切ってほしい」と激励した。
(玉城文)