prime

ブレイキン日本代表にエール 日本代表コーチ・田場さん「注目されうれしい」 代表争った津波古さん「8年後出たい」


ブレイキン日本代表にエール 日本代表コーチ・田場さん「注目されうれしい」 代表争った津波古さん「8年後出たい」 ブレイキン五輪代表をサポートした田場絵利子さん(右)と津波古梨心さん=9日、パリ・コンコルド広場
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 パリ五輪ブレイキン女子で湯浅亜実選手が金メダルを獲得した9日、会場のコンコルド広場に、日本代表コーチの田場絵利子さん(43)=宜野湾市=と、五輪代表を懸けて戦った津波古梨心さん(16)=読谷高2年=も駆けつけた。4日からのユース代表合宿でパリ入りし、五輪代表選手の練習相手を務めるなどサポートしてきた。田場さんは「大好きなブレイキンが注目されてうれしい」と感慨深げに話した。

 田場さんはブレイクダンス歴23年の現役選手だ。国際大会優勝の経験などを見込まれ、2021年からパリ五輪を目指す代表のコーチや審査員などを兼任した。コンコルド広場に着いた時は「ここに来るまでの選手の努力を知っているから」と涙が出たという。

 今回は11日までの強化合宿でユース選手4人とパリに訪れた。五輪代表との練習や座学のほか、五輪を間近に見ることで26年のユース五輪(セネガル)につなげる狙いがある。

 ユース選手ではないが、津波古さんも参加した。「代表を逃した悔しさが残っているからこそ、近くで見て今後の成長に生かしたい」と話し、五輪代表の準備や精神面などを学んだ。「もしあるなら8年後のオリンピックに出たい」と意欲を燃やした。

 五輪代表選手たちに向け、田場さんは「全力で踊りを楽しんでくれるだけでいい。リスペクトしている」、津波古さんは「先輩たちの踊りを目に焼き付けて、全力で応援したい」とエールを送った。

 (古川峻)