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藤原(男子円盤投げ)県新V 「優勝当たり前」達成感 来月インカレへ 陸上・九州選手権第2日


藤原(男子円盤投げ)県新V 「優勝当たり前」達成感 来月インカレへ 陸上・九州選手権第2日 男子円盤投げ決勝 55メートル78の大会新記録で優勝した藤原孝史朗(九州共立大)=24日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 アバター画像 渡真利 優人

 陸上の九州選手権大会第2日は24日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われた。男子円盤投げで藤原孝史朗(九州共立大)が55メートル78で大会新記録と県新記録を樹立し、優勝した。男子800メートルでは親川聖來(環太平洋大)が1分55秒63で頂点に立った。男子ジュニア砲丸投げでは外間勝結(与勝高)が14メートル51で1位となった。女子円盤投げでは友利晟弓(九州共立大)が45メートル35で優勝、男子400メートルリレーでは沖縄大(古謝開仁・長濱瑠希斗・赤嶺翔・伊波颯)が40秒97で頂点をつかんだ。


 男子円盤投げの藤原孝史朗(沖縄カトリック高―九州共立大―同大学院1年)が地元で圧倒的な力を見せつけた。55メートル78の大会新記録を樹立し、優勝。6月に自身が打ち立てた県記録も更新する好調ぶりだ。「優勝は当たり前で、記録との勝負だった」と達成感をにじませた。

 コンディションの良さと向かい風という好条件が重なり「絶対にいける」と感じていた。1投目から53メートル12をマーク。これまでの大会記録51メートル32をいきなり塗り替えた。常に「上半身だけで投げるのではなく、下半身を意識していた」といい、回転の段階では下半身にひねりを作った。軸がぶれることなく、円盤を放った後も、駒のようにくるくると回転した。3投目で優勝記録をたたき出すと笑顔でガッツポーズを見せた。

 9月には全日本インカレに出場予定。目指すは「日本一」と揺るぎない自信を示す。

 国スポ(旧・国体)では長らく円盤投げが競技から外されてきたものの、来年は実施予定だという。「沖縄にはお世話になっているので恩返ししたい」とさらなる飛躍は続く。

 (渡真利優人)