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パリ・パラリンピック閉幕 共生の未来示す


パリ・パラリンピック閉幕 共生の未来示す パリ・パラリンピックの閉会式を楽しむ、陸上男子の(右2人目から)新保大和、福永凌太。左端は若生裕太=8日、パリ郊外
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 【パリ共同=藤原慎也】第17回夏季パラリンピック・パリ大会は8日(日本時間9日)、閉幕した。新型コロナウイルス禍の収束を受けて2大会ぶりに観客が戻り、チケット販売は史上2番目の250万枚に上った。選手と観客が一体となって類いまれな盛り上がりを生み出し、障害の有無を超えて多様な価値観を認め合う「共生社会」の未来図を提示した。

 日本は金14、銀10、銅17の計41個のメダルを獲得。金メダル数は前回東京大会の13個を上回り、国・地域別で2004年アテネ大会以来の10位だった。

 閉会式は8日夜(同9日未明)にサンドニのフランス競技場で雨の中行われ、日本は競泳男子で2冠に輝いた木村敬一(33)=東京ガス=と卓球女子で初出場優勝を果たした和田なつき(21)=内田洋行=が旗手を務めた。