日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは9日、糸満市の西崎陸上競技場で横河武蔵野FCと対戦し、4―0で勝利した。通算成績は11勝9敗8分けで勝ち点41。順位は暫定6位。
前半の立ち上がりは攻め込まれる時間帯もあったが、耐えた沖縄SV。21分に青戸翔が先制すると、27分に再び青戸、44分に樋口堅が得点を決め、3―0で折り返す。後半は守備に重きを置いた相手になかなか攻めあぐねたが、終了間際の44分に途中出場の儀保幸英がダメ押しの4点目を決めて、快勝した。
次戦は17日午後1時から、沖縄市陸上競技場でレイラック滋賀と対戦する。
7月以来、ホームで勝利がなかった沖縄SVが、前半から得点を重ね、4―0と横河武蔵野FCに快勝した。小野木玲監督は「お待たせして申し訳なかった」と語るもサポーターに勝利を届けられたことに、思わず表情も緩んだ。
前半立ち上がりは相手に攻め込まれ、耐える時間帯もあった。それでも21分にパス回しから、最後は青戸翔が相手守備の股下を抜く先制点を決めた。その後は相手のハンドによるPKを青戸が確実に決め、終了間際には池髙暢希のコーナーキックを樋口堅が頭で合わせて3点目。後半は相手に攻め込まれる時間帯もあったが、GK花田力を中心に守り切った。得点に前のめりな相手からボールを奪うと7月以来の試合となった途中出場の儀保幸英がダメ押しの4点目を決めた。
パスでの崩し、PK、セットプレー、カウンターとさまざまな得点のバリエーションを見せた沖縄SV。中でも2得点を挙げた青戸は得点ランキングで1位タイに並んだ。「得点王を狙っている」と断言する青戸は「仲間、監督のサッカーがいいという証明にもなる」と力を込める。今季ホーム最終戦に向け、得点王を見据えるストライカーは「絶対に勝ち点3は取りたい。しっかり仕事をしてチームを勝たせたい」とチームの勝利のために汗を流す。
(屋嘉部長将)
チームの成長感じた
小野木玲監督(沖縄SV)の話 前半の内に得点を重ねることができたのがゲームを自分たちが余裕を持って進められることができた。いいゲームの入りをしてくれた。ラストは追加点も取りつつ、無失点で終わらせられた。チームの成長を感じることができた試合だった。
前半の進め方が全て
池上寿之監督(横河武蔵野FC)の話 一番重要な得点のフィニッシュで寄せきれないということが勝負を分けた。前半で勝負を決められてしまった。前半の進め方が全てだった。後半は沖縄の守備の選手のポジショニング、寄せの速さ、高さが素晴らしかった。