2023年に創立60周年を迎えた小禄高校。県内では珍しい芸術に特化したカリキュラムを持ち、多くのアーティストを輩出してきた。那覇市の名勝・天然記念物に指定されているガーナー森(ムイ)に隣接し、市で3番目の普通高として誕生。スポーツ強豪校としても知られ、サッカーや弓道などで多くの実績を上げてきた。そんな小禄高の下校時に流れる歌がある。力強くも優しい歌声を持つシンガー・ソングライターAnly(27)の「北斗七星」だ。
9年前に小禄高を卒業したAnlyは50期生。高校時代に本格的に音楽活動を始め、毎日、ギターを担いで学校に通った。「生徒一人一人の才能を伸ばしてくれる学校で、先生方は私の音楽活動に全面的に協力してくれた」と感謝の言葉をつづる。
(文中敬称略)
(吉田健一)
セピア色の春
夕暮れにギター弾く父、校舎のベランダで歌った日々…Anlyの“才能”の原風景 小禄高校(1)の続き<セピア色の春>
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