全ての人が輝く社会へ 障がい当時者ら160人、国際通りをパレード 沖縄県「共生条例」から10年


全ての人が輝く社会へ 障がい当時者ら160人、国際通りをパレード 沖縄県「共生条例」から10年 県共生社会条例の施行10年を迎え、パレードで条例の意義などを訴える参加者ら=1日、那覇市の国際通り
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 障がいを理由とする差別などを禁止した「県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」(共生社会条例)の施行から10年を迎えた1日、障がいの有無にかかわらず全ての人が輝けるインクルーシブ社会の実現を目指したパレードが那覇市の国際通りであった。

 4・1共生社会条例10周年記念パレード実行委員会が主催し、約160人が参加した。

 式典では10周年記念宣言を発表。10年で普通学校へ入学する障がいのある子が増え、ノンステップバスの導入率が上昇したことを評価する一方で「障がいのある人への偏見や差別は少なくなったでしょうか」と疑問を投げかけた。障がい者団体を加えたワーキングチームによる条例改正、インクルーシブ教育を追求するとした真和志高校ゆい教室の検証なども求めた。 

(狩俣悠喜)