連続強盗傷害、高校生ら3人再逮捕 容疑で那覇署、新たに少年1人も ゲーム感覚で犯行か


連続強盗傷害、高校生ら3人再逮捕 容疑で那覇署、新たに少年1人も ゲーム感覚で犯行か
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 那覇市の路上で6月に連続発生した強盗傷害事件で、那覇署は11日、同市若狭で男性(52)にけがを負わせ、バッグを奪おうとしたとして、市壺屋の強盗傷害事件で逮捕した少年グループのうち3人を強盗傷害容疑で再逮捕し、新たに無職の特定少年(18)=八重瀬町=を逮捕した。署は捜査に支障があるとして、4人の認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は6月19日午前3時20分ごろ、那覇市若狭の路上で、共謀の上、所持品を奪おうと男性を暴行し、骨折等のけがを負わせた疑い。

 再逮捕されたのは、いずれも17歳で那覇市のアルバイトの少年と、男子高校生、南城市の塗装作業員の少年。

 少年グループは遊び仲間で「おやじ狩り」などと称し、ゲーム感覚で連日の犯行に及んだ疑いがある。関係者によると、少年らは事件当日、バイクで市内を走り回るなどして遊んでいた。現場付近でおやじ狩りをやろうと示し合わせ、犯行に及んだとみられる。

 那覇署は両事件の犯行形態が似ていることから、連続強盗傷害事件とみて捜査を進めてきた。現場周辺の防犯カメラには少年グループがバイクで付近を徘徊(はいかい)する様子が映っており、これまでに押収した関係資料などを精査した結果、少年らの特定に至ったという。

 強盗傷害事件を巡っては、那覇市久米の路上で8月、60代男性が複数人に暴行され、現金などを奪われる同様の事件が発生していて、県警は関連も視野に詳しく調べを進めている。