23日午前6時ごろ、浦添市伊祖の国道330号の宜野湾市向けの車線で、大型トラックの左後部のタイヤ1本が外れ、後続を走行するスクールバスや配送トラックなど合計4台が、タイヤに乗り上げるなどする事故が発生した。
浦添署によると、けが人は確認されていないが、トラックを含む3台が自走不能となった。浦添署が事故原因を調べている。
那覇市安謝から西原町に向けて運転していたというトラックの運転手=50代=は「バーンと大きな音がしてパンクしたと思ってすぐに車を止めたら外れていた。こんなことは初めてだ。普段から運転しているが特段異常は感じていなかった」と話した。
運送会社の担当者らによると、外れたタイヤと車体をつなぐボルトが根元から折れているのが確認された。同担当者は、定期点検などで異常は見つかっていないとした上で「警察の調査に全面的に協力したい」とした。
生徒を迎えに向かう途中に事故に遭ったスクールバスの男性運転手(49)は「早朝で真っ暗だったので一瞬黒いのが見えたと思ったら、バスが突然浮き上がり、すごい衝撃を受けた。荷棚に載せていた荷物も全部落ちてきた。生徒が乗っていなくて本当に良かった」と身を震わせた。