「沖縄用語辞典」の記事一覧

　沖縄県は日本有数の移民県である。１８９９（明治３２）年に当山久三のあっ旋で送り出された移民２６人がハワイに移住して以来、海外雄飛の気運が高まり、北米、中南米、 ...

　三木健著。１９７６年、東京・八重山文化研究会刊。西表島西部で明治前期から約１０年間存在しながら、埋もれていた西表炭坑の悲惨な歴史を、積極的に沖縄の近代史の中に ...

　セミ科。体長２センチにみたぬ日本最小のセミ。八重山、宮古、久高島、佐敷町、知念村、玉城村の一部に分布する沖縄の特産種。４、５月に出現し、チガヤ、サトウキビの葉 ...

　１８９７～１９３８（明治３０～昭和１３）　伊江島生まれの詩人・社会運動家。上京して詩人三木露風に学ぶ。帰郷後、大宜味村で村政革新同盟を結成して運動するが、「治 ...

　奄美諸島瀬戸内町に属し、周囲２４．８キロ、面積１３．３４平方キロ。２つの集落があり、人口は２００人。養豚やニンニク栽培が盛ん。島の東側にある無人島・木山島はキ ...

　後生での通貨といわれている紙銭で、アンジカビ、ンチャビとも呼ばれる。藁を主な原料とする少し厚みのある黄土色の紙の全面に銭型が打ちつけられている。お盆、彼岸、清 ...

　一般的には男兄弟（いきー）からみた姉妹のこと。古代沖縄には女は神に仕え、霊力が高いという信仰があり、『おもろさうし』、琉歌などにも高い霊力で男を守護するという ...

　方言名チンボーラ、ウミンナ、クルバー【八】。ウミニナ科の巻貝。殻長３～４センチ前後で、本州以南の砂泥地に分布する。群れる習性をもつ。 『最新版 沖縄コンパクト ...

　浦添城跡東北側の断崖にある英祖王統と尚寧王の墓。墓室内には中国産閃緑岩の石棺（石厨子、県指定文化財）がある。英祖王と尚寧王は王統も違い約４００年の開きがあるが ...

　祖先崇拝の信仰に即した旧盆の行事。沖縄本島中部が最も盛んだが、北部や南部でも青年団活動の一環として取り組まれている。本土から伝来した念仏踊りの系統で、三線、締 ...

　沖縄市に次ぐ県内２番目のコミュニティーＦＭ放送。１９９７年４月１日に開局した。周波数７６．３メガヘルツ、出力１０ワットで、放送エリアは糸満市が中心。名称は市魚 ...

　王の子が本来の王子であるが、位階の最高位として、まれに大功ある者にも王子位を授けることがあった。一間切を領し、その間切名を冠して◯◯王子と呼ばれた。三司官の上 ...

　マメ科の低木。原産地不詳。古くから栽培され、沖縄の三名花の一つとされる。名前は漢字で黄胡蝶、黄紅蝶、大胡蝶などと書き、黄橙色の美しい花をチョウが群がり飛ぶ様に ...

　１８９１～１９４５（明治２４．４．７～昭和２０．６．１３）　沖縄戦の海軍沖縄方面根拠地隊司令官。海軍中将。豊見城に司令部を構築し、４０００の兵と共に自決。海軍 ...

　方言名アーマン。オカヤドカリ科。奄美大島以南の太平洋、インド洋の熱帯、亜熱帯地域に広く分布するが、沖縄では６種が国の天然記念物に指定されている。夏、幼生を放つ ...

　沖縄住民が人権侵害され憲法違反だとして、日本政府を被告に、渡航拒否の損害賠償と原爆被爆者に対する医療費支給を求めて１９６５年９月、東京地裁に起こした２つの訴訟 ...

　キク科の多年草。琉球列島の固有種。海岸の岩場に自生する。葉は根元に集まって付き、株元から横に伸びる茎を出して、茎の先が地面に付くと根づいて広がる。花はうすい青 ...

　新聞教育文化財団が実践校を認定し、全国で展開するＮＩＥ（ニュースペーパー・イン・エジュケーション＝教育に新聞を）の活動を促進する沖縄の協議会。教育界と新聞界で ...

　琉球政府および沖縄県教育委員会刊。１９６５（昭和４０）年から７７年にかけて全２４巻で刊行された歴史書。第１巻が通史編、第２～１０巻と第２２、２３巻が各論編、第 ...

　県政の執行機関。１９９８年４月１日の機構改革で７部、６局、５９課、１２室、出先９０となる。従来の観光・文化局は文化環境部、生活福祉部は福祉保健部に名称変えとな ...

　郷土の演劇、舞踊、音楽などの舞台芸術の振興を図るために、那覇東町会館２階ホールを改修して設置された郷土芸能の常設館。１９９０年１１月の落成記念公演は、歌劇「薬 ...

　１９３６年宮古郡各町村組合立として創立。４０年沖縄県立宮古高等女学校と改称。戦前の宮古唯一の女子中等教育機関。戦後は陸軍病院内で開校。４６年宮古高等学校女子部 ...

　同編集委員会編。１９９５（平成７）年７月、角川書店刊。オモロ、古謡、琉歌、組踊などの沖縄の古典から１万５０００語を収録した初の大辞典。本土方言との関連や、民俗 ...