「沖縄用語辞典」の記事一覧

　ガンカモ科の留鳥。全長６０．５センチの大型の淡水ガモ。他のカモと違って雌雄同色。体はかっ色で、黒かっ色の斑がある。くちばしの先端の黄色が識別のポイント。冬鳥と ...

　ホテルへの野菜、果物、鶏卵、牛・豚肉などの供給。観光施設での黒砂糖づくり、沖縄本島北部でのミカン狩りなどがある。取り組みはまだ弱い。国内唯一の亜熱帯地域、長寿 ...

　軍艦からの砲撃。沖縄戦では米軍の艦砲射撃が繰り返され、多くの戦死者を出し、地形を変えた。その激しさから「艦砲ヌ食ェ残サー」という言葉が生まれた。生き残った者は ...

　儀礼の際に使われた大簪。聞得大君は国王の姉妹から選出され、オナリ神の霊力を以て、国王の安泰と繁栄を宗教的に保証した。雲竜を金に浮彫りした傘に、幾何文様を陰刻し ...

　大東諸島のうち、北大東島と沖大東島からなる。八丈島出身の玉置半右衛門の開拓に始まり、東洋製糖、大日本製糖の経営を経て、１９４６年に村制施行。主産業はさとうきび ...

　１８４５～１９１０（弘化２．９．９～明治４３．４．２６）　沖縄県令心得。１８７６年内務省出張所長として赴任、琉球処分官の松田道之を助け、藩庁との交渉に当たった ...

　伊佐千尋著。新潮社、１９７７年刊。６４年、米兵殺害事件で起訴された４人の沖縄青年の裁判を描いたノンフィクション。１人の陪審員の説得で評決が逆転、アメリカ支配下 ...

　１７９９年、冊封使李鼎元の発議により編集された琉球語の辞書。楊文鳳を主任とし、向尋思・向世徳・向善栄・毛永芳の４人（１８０２年に官生として中国に留学するも途上 ...

　平良好児主宰。郷土文学社刊。１９７３年１０月、宮古・平良市を拠点に創刊された総合文芸誌。郷土の土着文学の開花と宮古文学不毛の地という俗説をはらおうとした。９６ ...

　那覇市の中心地を流れる安里川のはんらんを防ぐために上流に造られた洪水調整をする重力式コンクリートダム。１９８９年に着工、２０００年度に完成。総予算３０５億円。 ...

　ＣＴＳ（原油中継・備蓄基地）建設に反対し〈自然保護〉を訴える運動団体。１９７３年、金武湾沿いの地域住民や民主団体などで結成。建設阻止を目指し、県庁構内での座り ...

　市制２５周年記念事業として１９９５年完成。８３０席ある音楽主体の響（ひびき）ホールと演劇主体の燈（あかし）ホール・３５９席からなる。具志川市仲嶺にあり、鉄骨鉄 ...

　１８６０～１９４４（尚泰１３．８．１９～昭和１９．８）　人頭税廃止運動の指導者。那覇久茂地の生まれ。１８８４（明治１７）年製糖指導員として宮古に赴任。農民の惨 ...

　琉球古典音楽の楽曲の一つ。『屋嘉比工工四』にコニヤブシ、『琉歌百控』に古仁屋節、具仁屋節とある。奄美大島の古仁屋から出た歌といわれている。本歌は「久仁屋のほそ ...

　１９４５年１０月から４６年５月まで、久米島で米軍指揮官の命令で発行された初の暫定切手。縦２５．５ミリ、横３８ミリ。喜久里教文久米島郵便局長のデザイン。ＫＵＭＥ ...

　ショウガ科の多年草。県内でクルクマの名で栽培されるのは、クルクマ・シャローム、学名クルクマ・アリスマティフォリアで産地のタイから導入されたもの。花茎が葉より長 ...

　天板は角丸で猫足付きの卓。貝の裏に金箔を貼った独特の螺鈿技法で、天板から足にかけての大柄な牡丹唐草や側面の菱繋ぎ文様を表す。天板裏に作者と思われる「中山宇根良 ...

　ニレ科の落葉高木。九州以南、小笠原に分布し、先島諸島以外の海岸地域に自生する。別名リュウキュウエノキ。方言名はビンギ。小さな球形の果実が８月ごろ赤褐色に熟し、 ...

　冊封使が那覇上陸時に休憩する建物。那覇港の一角に位置する。ここから宿泊施設である天使館に向かった。創建時期は定かでないが、１６世紀前半にはその存在が知られる。 ...

　月桃（方言名サンニン）の茎を利用した建材、文具類。日本月桃（株）が壁紙、障子紙、ふすま紙として商品化。月桃には防虫、防菌効果や、吸湿性もあることから広く利用さ ...

　１９９９（平成１１）年、沖縄県議会において県民栄誉賞を創設。第７１回選抜高校野球大会で、初優勝を果たした沖縄尚学高校野球部に県民栄誉賞が贈られた。優勝を機に創 ...

　孔子と四配（顔子・曾子・子思子・孟子）を祀る廟で、久米村にあった。尚貞王代、１６７６年に創建され、隣合わせで国学明倫堂もあった。跡地（国道５８号沿い）には現在 ...

　１６２１～１６９５（天啓元～康煕３４）　１６７５～８３年の三司官。向姓湧川家八世。本来は魏姓で、九世朝盛の代に向姓に転じた。５４年越来間切総地頭に任じられ、進 ...