2019年10月31日未明、首里城は激しい炎に包まれ正殿などを焼失した。
世代や生まれ育った地域によって首里城に関する思い出や見方は違う。それでもあの日、多くの人が言いようのない「喪失感」を抱いた。
私たちにとって首里城とはどんな存在なのか。そして再建に向けて大切なことは。うちなーんちゅたちとのリアルなゆんたく(おしゃべり)を通して考えてみたい。
国仲涼子さんインタビュー
「よみがえる日、きっと来る」
那覇市出身の女優、国仲涼子さん。幼い頃は「遊び場」だったという首里城。大ヒットしたNHK朝ドラ「ちゅらさん」では首里城近くでの撮影があり、初めて気づいたことがあったという。国仲さんと首里城のエピソードを語ってもらった。
思い入れがないとダメですか?
20代が描く首里城の新しいカタチ
生まれたときから首里城が「あって当たり前」だった20代は、首里城焼失に何を思うのか。首里高校出身で、県内の大学に通う学生たちに聞いた。
30代、首里城に甘えていたかも…
「再建ゆっくりでいい」
新たな「沖縄の顔」として誕生した直後の首里城を見て育ち、沖縄ブームの中で成長した30代。首里城再建を「ゆっくりでいい」と語る、その理由は。
守礼門の「アムラー」に憧れた40代
私たちの未来は…再建とともに
首里城のお膝元にある首里高校。卒業生にとっては、首里城は青春の記憶を呼び起こす存在でもある。同校で高校時代を過ごした記者が、ともに40代となった首里高OGたちに問い掛けてみた。