8月・第2回マネーセミナー



「豊かな老後生きよう」 マネーセミナー講師の住瀬孝夫さんが家計プラン再考訴え







年金と定年後のよりよい生活を考える講演に耳を傾ける参加者=5日、那覇市天久の琉球新報社

 琉球新報社の団塊プロジェクト第5弾「マネーセミナー『退職金』『年金』『老後』」の第2回セミナーが5日、那覇市天久の琉球新報社2階多目的ホールで開かれた。住友生命保険相互会社法人総括部の住瀬孝夫部長代理の講演に、退職を間近にした約100人の参加者が熱心に聞き入った。


 住瀬さんは「60代は自分らしく生きることができるゴールデンエイジ。使える金を管理して、豊かな老後にしましょう」話し、「厚生年金の受給概要と手続きについて」と「定年後の家計プラン」をテーマに話した。


 厚生、国民年金の支給時期や金額について細かく説明。「満50歳以降は社会保険事務所に電話でおおよその年金の概算額を確認できる。利用してみて」と話した。


 定年後に収入が大幅に減少してもゆとりある生活ができるように「収入や退職金、年金などを計算した家計プランを作り、見直しを繰り返し、自分らしい生活を設計してほしい」と強調した。


 第1回から夫婦で参加しているという金城千鶴さん(55)は「退職後の計画を考えていたが、セミナーを受けたことでよりいい計画ができそう」と話した。


(2006/08/06)