【北中城】北中城幼稚園(崎濱陽子園長)の給食に5月25日、年に1度のマンビカー(シイラ)の姿揚げが登場した。クラスに1尾ずつ体長1メートルほどのマンビカーが配られ、児童らは大喜びした。
村立学校給食調理場が毎年5月、子どもの日にちなんでこいのぼりに見立てたマンビカーを村内の幼・小・中学校全クラスに提供している。1998年から毎年行われていて今年で24年目になる。子どもたちがたくましく成長してほしいという願いと、毎日の給食が心に残る思い出として児童生徒の心に刻まれるよう、給食調理場職員の願いが込められている。
年長組の園児は「マンビカー、大きい! 初めて見た。お家に帰ったらお父さんとお母さんに教える」と元気よく話した。また別の園児は姿揚げを見て「大きくて怖かったけど、おいしかった。マンビカーを作ってくれてありがとう」と給食センターの皆さんへお礼の言葉を述べた。
(喜納綾子通信員)
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