骨付き鶏肉煮込みスープ 「飲む美容液」のボーンブロス提供 「柘榴石 GARNET」(嘉手納町)<うちなー味まーい>96


骨付き鶏肉煮込みスープ 「飲む美容液」のボーンブロス提供 「柘榴石 GARNET」(嘉手納町)<うちなー味まーい>96 材料にこだわったボーンブロス(中央、580円)。ボーンブロスをベースにした季節のポタージュも多数用意する
この記事を書いた人 Avatar photo 石井 恵理菜

 今年3月に嘉手納町に開店したテイクアウト専門店「柘榴石(ガーネット) GARNET」。骨付き鶏肉を煮込んで作ったスープ「ボーンブロス」(580円)を楽しめる。早速記者が注文すると、コーヒーカップに入って出てきた。店主の奥谷宏司さん(48)は「一杯のコーヒーに置き換えて、体を元気にしてほしい」と提案する。

 あっさりとしていながらコクがある味わいだ。飲み干した時には体の芯までぽかぽかと温まった。材料は細部までこだわっている。平飼いの骨付き鶏肉を塩こうじに漬け込み、野菜や昆布と一緒に6時間煮込む。長時間煮込むことで栄養素が分解されて、胃腸に負担なく栄養補給ができるという。

 岐阜県出身で、長年フランス料理などの料理人として働いてきた奥谷さん。妻直美さん(58)が病気を患った際、食事を見直して行き着いたのがボーンブロスだった。「飲む美容液」とも言われ、海外ではスタンドで手軽に飲めるという。

 奥谷さんは「世の中の必要な人たちにボーンブロスが届いてほしい。おいしくて体にいい物を取り入れてほしい」と話す。

 ボーンブロスをベースにした季節のポタージュや、パンも多数用意している。イートインスペースもある。スープは冷凍でも販売している。花屋「ローザローゼ」も隣接する。

 午前10時~午後4時。月木日曜定休。詳細はインスタグラム「柘榴石 GARNET」。

 (石井恵理菜)

「柘榴石 GARNET」の奥谷宏司さん(後列左から2人目)ら=13日、嘉手納町嘉手納