HY・名嘉俊さん おきなわマラソンに初挑戦 〜練習編4〜


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2月16日に開催されるおきなわマラソンまで残り十日を切った。ゲストランナーとして参加するHYの俊さんは、コーチの津波真澄さん(野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスター1級)と2度目のコース練習に臨んだ。今回はコース終盤の「踏ん張りどころ」(津波さん)を体感、本番へ向け、心も体も準備万端だ。

ポジティブな気持ち大事

レース終盤となる北中城村瑞慶覧付近の上り坂を軽快に駆けるHYの俊さん(右)とコーチの津波真澄さん=1月20日

今回はおきなわマラソンのコースに沿って、沖縄市民会館を出発、北中城村安谷屋の若松公園をゴールに設定した。実際のコースでは30キロ~40キロの地点に相当する。

出発前にはおきなわマラソンオフィシャルウエアパートナーのSVOLMEからアームカバーのプレゼントもあった。気温の変化に合わせて着脱が楽なため「これは使いやすい」と俊さんも気に入ったようだ。

気分よくスタートしたが、おきなわマラソンのコースはそう甘くない。終盤の10キロは最初に緩やかな下りが続き、球陽高校を過ぎるまでは上りが続く。ライカムを過ぎると再び下りになるが、瑞慶覧付近から石平手前までは長い上りになる。疲れの見える終盤で連続するアップダウンは、初心者には厳しい。

おきなわマラソン本番へ向け、津波さん(右)からアドバイスを受ける俊さん=北中城村安谷屋

それでも俊さんは「今日はきついのを感じることができた」と言うものの「5キロ過ぎからはエンジンがかかった感じ」と快調に10キロを駆け抜けた。

実は俊さん、前回の練習後、一人で勝連から知花までの約10キロを走ってみた。「一人で走る辛さと寂しさを味わった」という。

この日は津波さんが伴走しながら「下りはリラックスして」「終わらない上り坂はない」と声を掛け続けた。「しんどくなるポイントだけに気持ちをポジティブに持つことが大事」(津波さん)だからだ。

「会うたびに走りが軽くなっている」と津波さんも褒める俊さん。この日は42・195キロを走り抜くメンタルの強さも手に入れた。津波さんからは「後はレース当日まで体調管理にはくれぐれも気を付けて」とアドバイスがあった。

本場間近の俊さんは「ここまで整った環境でトレーニングできて、ちょっとプレッシャーもある」と苦笑しながらも「一緒に頑張ろう」と参加する全ての人に呼び掛けた。 (随時掲載)

俊さんから一言 わくわく感共有

マラソンに初挑戦する人も多いと思うけど、初めてのことを始める楽しさとわくわく感を共有できたらいいな。

練習後のストレッチで体をほぐす俊さん(左)=北中城村安谷屋

名嘉俊さんの衣装協力:大会オフィシャルウェアパートナー SVOLME

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なか・しゅん
1983年5月生まれ。うるま市出身。結成20周年を迎えるバンドHYのドラム。HYの数々の楽曲を作詞作曲する。フルマラソン初挑戦で完走を目指す!

つは・ますみ
野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスター1級。ミセスジャパン2019沖縄大会クラシックミセス部門グランプリ。フルマラソン自己ベストは2時間59分30秒。

(2020年02月07日 琉球新報掲載)