西崎で22キロのGT


西崎で22キロのGT 29日、西崎海岸で122センチ・22キロのGTを釣った土内雄乃真さん(中央)
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 琉球釣遊会の嘉陽田章浩さん。6月22日、釣り仲間と2人で山原のマル秘ポイントで午前0時から竿(さお)を出した。午前1時ごろに釣り仲間が70センチオーバーのアカナーを2匹連続で釣り上げた。次は自分の番と意気込み、60号のハリスに大きめにカットしたトカジャーを針に付け、投げ込んだ。午前2時前、前当たりなくガーラ竿が一気に海面へ突き刺った。一瞬で根に入られた。渾身(こんしん)のパワーで竿を曲げ込んでいると5分後、魚が動き出し、さらに強烈な引きで再度手前の根に入られた。諦めずに魚が動くのを待つこと10分、魚が根から一瞬動いたのを逃さず、海面に引き上げた。これが底物魚では自己記録更新となる82センチ・9.35キロの大型アカナーだった。

 高校2年生の土内雄乃真さん、2年前にGT(ロウニンアジ)らしき大物にラインを切られてから、月1のペースで西崎のポイントに通った。6月28日も仲間2人とGTを狙い夕方から竿を出した。夜間はアタリもなく朝を迎え、フカセ釣りで25センチのイスズミを釣って、それを餌に水路に仕掛けを投げ込んだ。午前9時ごろにラインが動いている感じがして合わせると、水路沿いを50メートルほど走られた。30分ほどで足元まで寄せた。引き上げたのが22キロのGTだった。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

6月22日、山原で82センチ・9.35キロの大型アカナーを釣った嘉陽田章浩さん(琉球釣遊会)
30日、宜名真海岸で114センチ・28.3キロのアーラミーバイを釣った宮城慎太郎さん
30日、宮城島で59センチ・2.4キロのタマンを釣った島袋美香子さん
29日、渡名喜瀬で21.5キロのアーラミーバイを釣った仲里一作さん(一颯丸)
25日、伊平屋島で55.5センチ・2.18キロのトカジャーと71.0センチ・2.63キロのオニテングハギ、55.5センチ・4.1キロのジキランカーハジャーを釣った秋田真吾さん(左)と亀濱麟さん
29日、瀬長島で68.5センチ・3.64キロのタマンを釣った比嘉森一さん
25日、石垣島崎枝海岸で113センチ・20.65キロのロウニンアジを釣った浦崎望さん(海喰)
26日、慶良間沖で10.1キロのアカマチを釣った西田吉嗣さん(南美丸)
27日、浜比嘉島で65.3センチ・3.5キロと61センチ・2.72キロ、62.4センチ・2.86キロのタマンを釣った花城清吾さん
21日、那覇一文字で48.2センチ・1.79キロの尾長グレを釣った賀数真吾さん