F15戦闘機、米軍嘉手納基地からの退役作業を開始か 十数機が早朝に相次いで離陸 


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嘉手納基地を離陸するF15戦闘機=1日午前7時20分ごろ、嘉手納基地

 米空軍嘉手納基地に所属するF15戦闘機十数機が1日午前、空中給油機を伴って同基地を相次いで離陸した。嘉手納基地はF15の老朽化を理由に、今後2年をかけて同機種を退役させると発表している。退役する機体の第1陣が米本国に向かったとみられる。

 嘉手納基地では1日午前7時20分ごろから8時40分ごろにかけて、6機ずつの2回にわたって合計12機のF15が相次いで離陸した。予備機とみられる機体も4機離陸したが、これらは嘉手納に戻った。

 F15の退役作業が始まることに伴い、嘉手納基地には現在、米アラスカ州エレメンドルフ空軍基地に所属するF22Aラプターステルス戦闘機12機がローテーション配備されている。

【写真】F22戦闘機が米軍嘉手納基地に飛来 暫定配備開始

 退役予定のF15は全部で2飛行隊、予備機を入れて54機。一方、F15退役後に嘉手納に配備される機体は決まっていない。

 

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