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ひめゆり普天間館長「若い世代が伝える仕組みを」 博物館の平和展示に関する全国交流会


ひめゆり普天間館長「若い世代が伝える仕組みを」 博物館の平和展示に関する全国交流会 「平和のための博物館市民ネットワーク」全国交流会で話すひめゆり平和祈念資料館の普天間朝佳館長=2日午後、長野県阿智村
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 平和に関する展示を行う博物館の関係者でつくる「平和のための博物館市民ネットワーク」は2日、全国交流会を長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館で開いた。参加者がそれぞれの取り組みや課題を紹介し、展示のあり方について議論した。

 太平洋戦争中に開拓団として中国東北部の旧満州に渡った北村栄美さん(89)=岐阜県池田町=は息子の彰夫さん(63)と語り合う形式で、当時の生活を振り返った。栄美さんは「親について行ったとはいえ、満州に行っていたということは、私も侵略者の一人だった」と述べた。

 ひめゆり平和祈念資料館=糸満市=は今年、地元の高校生が展示ガイドを務めたりワークショップを開いたりする取り組みを始めた。普天間朝佳館長は「若い世代が学んだことを伝える側になる仕組みを作っていきたい」と話した。

(共同通信)