三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が、14日深夜から15日未明にかけてピークを迎える。最も多くの流星が見える「極大」は15日午前4時ごろと予想される。
国立天文台によると、天気が良ければ、暗い場所で多い時間帯に1時間当たり約70個の流星を観察できる。15日夜から16日未明にかけても、好天なら多くの流星が観察できるチャンスだ。
13日が新月だったため、月明かりはほとんどなく、8年ぶりの好条件。沖縄気象台が14日午後5時に発表した予報によると、14日夜から15日未明にかけて沖縄地方の全域で晴れる見通しとなっている。
星座観察に詳しい那覇市牧志駅前ほしぞら公民館のプラネタリウム操作技師・福里美奈子さんは、観察場所を選ぶポイントに(1)空が広く見える所(2)周りに光がなく、なるべく暗い所(3)安全な所(車が通る可能性がある所など危険な所は避ける)―の3点を挙げる。
福里さんは「小さい子どもなど、深夜まで起きられない場合も、天気が良ければ午後9時ごろからは、数は少ないが見える可能性がある。ぜひ家族で見てほしい」と呼びかけた。
那覇市牧志駅前ほしぞら公民館では、ふたご座流星群がピークを迎える14日夜から15日未明にかけての夜空を投影したプラネタリウムも公開している。流星の動きや探し方などのポイントについての解説を聞きながら観覧できる。
(古堅一樹)