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中の町公民館(沖縄市) 幅広い世代協力しまちづくり<わした公民館>115


中の町公民館(沖縄市) 幅広い世代協力しまちづくり<わした公民館>115 中の町公民館を紹介する同自治会の宮城宏治会長=11日、同公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 福田 修平

 【沖縄】中の町区は戦前、原野が広がりのどかだったが、戦後は嘉手納基地の門前町として発展し、都市化が進んだ地域だ。2010年に青年会が再結成され、現在は全島エイサー祭りに100人以上の会員が集まるなど、参加団体でも最多の会員数となっている。「中の町は一つ」の合言葉の下、多様な世代が協力してまちづくりに参加している。

エイサーの練習をする中の町子ども会=2023年10月25日、中の町公民館ホール(提供)

 中の町青年会は10年に約15年ぶりに活動を再開した。現在は市内でも最多規模の青年会となっている。宮城宏治自治会長は「全島エイサーで他の地区の人からも演技を褒められる。普段も行事などで積極的に地域に関わってくれている」と自慢する。

 地域行事では子どもから高齢者まで幅広い年代が参加する、ジューシー交流会や、えとの生まれ年を祝うトゥシビースージなどが開催されている。

 戦後、基地経済の恩恵を求め北部や宮古、石垣などさまざまな地域から人が移り住んできた。現在は商業施設の多くが日本人向けの店舗に変わっているという。


 宮城宏治自治会長から一言 幅広い世代が協力してまちづくりに参加してくれている。「中の町は一つ」をテーマにこれからもまちづくりをしていく。


 中の町区メモ 1931世帯、3594人の住民が暮らす。(4月末時点)

(福田修平)