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沖縄アクターズのNeil、世界へ デビューイベントで弾き語りやダンス、会場沸かせる 那覇


沖縄アクターズのNeil、世界へ デビューイベントで弾き語りやダンス、会場沸かせる 那覇 透明感ある歌声を響かせるNeil=13日、那覇市のパレット市民劇場
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子

 沖縄アクターズスクール再始動後初のメジャーデビューとなったNeil(ニイル)のデビューイベントが13日、那覇市のパレット市民劇場で開かれた。8月7日に配信リリースされる初のシングル「Someday」など全8曲で伸びやかな美声を響かせ、ウクレレの弾き語りからキレのあるダンスまで、多彩に魅了した。

 冒頭からブルーノ・マーズの「Runaway Baby」を激しく歌い踊ったNeil。「めちゃくちゃ緊張していたんですが、みなさんの声援で緊張がぶっ飛びました」と観客への気配りも忘れず、会場を沸かせた。

 ダンスだけでなく、ギターやウクレレの弾き語りも魅力だ。お気に入りというあいみょんの「愛を伝えたいだとか」をギターの弾き語りで披露。グルーヴィーで艶っぽい歌声に聞き入った。続くブルーノ・マーズの「Just the Way You Are」は、Neilが小学5年生の時に通っていたダンススクールRNエンターテインメントスタジオで初めて披露した思い出深い曲。突き抜けるような歌声が会場を包んだ。「This Is Me」はB.B.WAVESなどアクターズスクールのメンバーも一緒に力強く歌い上げた。

 後半はオリジナルソングを披露。小学5年生の時に作ったという「君と」をウクレレの弾き語りで軽やかに歌った。フィナーレは8月7日に配信される「Someday」を歌った。希望や夢、目標に向かう人に向けた応援歌だ。「人生は想像から始まり想像で終わる」とNeil。「希望があったらかなう。それがSomedayになった」。沖縄から世界を目指す13歳のNeil自身の思いも乗せて、伸びやかに歌った。

 最高執行責任者(COO)兼エグゼクティブプロデューサーの牧野アンナは、Neilがオーディションで「音楽の文化をもっと上げたい」と語っていたことを明かし「世界で活躍することを前提に話していた。自信を持って世界に送り出したい」とエールを送った。 

(田吹遥子)