サトウキビの搾りかす「バガス」を活用した商品開発に取り組む「SHIMA DENIM WORKS」(浦添市、山本直人代表)がこのほど、2023年度のエコプロアワードで最高賞の一つである、環境大臣賞を受賞した。搾りかすを活用したジーンズなどの製品製造、循環型経済の構築が評価された。
同社は、乾燥させたバガスをマニラ麻と掛け合わせて和紙にし、和紙から作った糸で生地を製作。これを用いてジーンズやかりゆしウェアなどを製造している。
同社の大本夕貴さんは「このような名誉ある賞をいただけてうれしい。これからも沖縄の産業や環境に貢献できるような取り組みを進めていきたい」と述べた。
エコプロアワードは、サステナブル経営推進機構(東京都)が主催し、経済のグローバル化や環境の変化に対応し、自然などへの配慮が組み込まれた製品やサービスなどを表彰する制度。
(福田修平)