有料

新商品や技術集結 1人乗りEV、高反発マットレス ものづくりで地域活性 沖縄の産業まつり


新商品や技術集結 1人乗りEV、高反発マットレス ものづくりで地域活性 沖縄の産業まつり 新型モビリティをPRするイメイドの伊口明高社長
この記事を書いた人 Avatar photo 當山 幸都

 沖縄の産業まつりでは、県内の製造業を盛り立てる技術や製品が多く展示されている。県産の電気自動車(EV)開発に取り組むイメイド(うるま市)は1人乗りEVのミニカー「CV1」をお披露目。交通手段が限られる離島での使用を想定しており、来秋の発売開始を目指している。

 まずは年間500台の生産が目標。予定価格は98万円と100万円未満に抑える考え。会場で伊口明高社長は「高齢の方が多く興味を示してくれている」と手応えを語った。NTTデータオートモビリジェンス研究所と協力し、自動運転機能を追加した車両開発も検討が進んでいる。

高通気ウレタンを使ったベッドマットレスを製造販売するイノアック琉球の與座旭氏=27日、県立武道館

 ウレタンメーカーのイノアック琉球(うるま市)は、通気性がよいウレタンを使い、寝心地にこだわった高反発のベッドマットレス「Kafū(かふー)―2000」を紹介。うるま市の工場で製造することで、本土からの輸送コストを抑えた点も特徴。肩や腰、脚の部位が沈みやすいようにウレタンの溝を配置している。同社の與座旭氏は「県内のホテルを中心に広げ、ゆくゆくは商品のアフターサービスにも取り組めるようにしたい」と話した。

 (當山幸都)