2023年8月、FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)が沖縄アリーナで開催されました。世界32カ国のチームが参加した今大会は日本・フィリピン・インドネシアの3カ国5会場で同時開催され、世界中からトップレベルのバスケット選手が世界一を目指しました。日本代表は格上のフィンランド戦の大金星を含む3勝を挙げ、1976年モントリオール大会以来、48年ぶりとなる自力での五輪出場を決め、大きな盛り上がりを見せました。
経済的な面でもW杯は重要なイベントで、県全体で63億円の経済効果が期待されていました。また、W杯効果で、これまでバスケットボールに興味のなかった新しいファンの獲得により、バスケ人気はさらに高まっています。
バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)琉球ゴールデンキングスの1試合平均入場者数は7千人以上を記録しており、高いバスケ人気がうかがえます。さらに、映画「THE FIRST SLAM DUNK」で、主役である宮城リョータの沖縄ルーツが明らかになり、県民のバスケットへの興味を一層高めました。
5月に琉球ゴールデンキングスがBリーグで初の年間チャンピオンとなり興奮冷めやらぬ中、8月にW杯開催。沖縄アリーナは本場アメリカのプロリーグNBAのような雰囲気が評判です。バスケットを絡めた観光地・沖縄のポテンシャルは、まだまだ計り知れないものがあります。今年も沖縄バスケット界による経済波及効果に期待し、観戦を楽しみたいと思います。