JTB沖縄(那覇市、桂原耕一社長)は4月1日から、社名を沖縄JTBに変更する。同社が25日、発表した。「沖縄」から始まる社名にすることで、沖縄のために存在する会社であることを印象付け、より沖縄に根ざした企業を目指す。
JTB沖縄は1988年5月に設立。JTBグループで国内唯一の現地法人として、沖縄観光を支えてきた。「沖縄と共に育とう」をスローガンに活動するほか、新たなロゴマークも作成した。労働条件(賃金)の改善、社宅の新設など福利厚生の充実、組織の改編などを4月から実施する予定。
北部地域でのシャトルバスの運行に加え、4月から名護市のなごアグリパークの指定管理者として運営を担うことで、周遊観光に注力する。
サステナビリティに資する活動に従事した日を勤務日とみなし、別の日に休暇が得られる「サステナ休暇」の新設も検討する。
桂原社長は「沖縄には多くのコンテンツがあり、観光の可能性は無限大だ。地域の方々に理解してもらうことや、環境などにも配慮した新しいビジネスモデルが必要となるため、社員と一緒に会社と地域の発展に努めたい」と話した。
(與那覇智早)