日本航空(JAL)の東京(羽田)―沖縄(那覇)線は5日、就航70周年を迎えた。那覇空港で同日、記念セレモニーを開催し、清水新一郎副社長らがくす玉を割って節目を祝った。
日本航空は札幌、大阪、福岡、サンフランシスコに続く5番目の羽田路線として、1954年2月5日、沖縄路線を週2往復で就航した。当時は沖縄が本土復帰前だったため、嘉手納飛行場を利用した国際線として運航した。
日本復帰後の72年には、ボーイング747型機(ジャンボジェット機)を国内線で初めて沖縄路線に導入した。
現在の羽田-那覇線は1日13往復する国内でも有数の人気路線となっている。同社によると、記録が残っている80年以降の累計搭乗者数は延べ7586万人を超える。
清水副社長は「これまで利用してくれたお客さまや関係者に感謝したい。これからも沖縄の経済、観光の発展と、快適な空の旅の提供に努める」とあいさつした。(與那覇智早)