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沖縄の新たな観光施設 いつでも楽しめる場所を<けいざい風水>


沖縄の新たな観光施設 いつでも楽しめる場所を<けいざい風水>
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 昨年5月に新型コロナが「5類感染症」に移行し、沖縄県へ訪れる観光客は順調に回復しています。2023年の沖縄県の入域観光客数は、823万人となり、過去最多を記録した19年の81%の水準まで回復しました。

 このように順調に回復を続ける沖縄の観光ですが、さらなる成長を目指すためには、一人当たり消費額の伸び悩みへの対応、冬場や悪天候時に左右されない、多様なエンターテイメント施設の充実などの課題がたびたび指摘されています。特に沖縄は雨が多い地域であり、雨の日に訪れることができる施設は今後の沖縄の観光発展に重要です。

 このような中、今年4月に天候に左右されない観光施設として豊見城市にミニチュア・テーマパークがオープンします。

 同施設は、東京に続き国内2例目の施設で、ミニチュアで再現した実際にある街並みや琉球王朝などを見学し楽しめるほか、自分そっくりのフィギュアを3Dプリンタで作成し施設へ設置するなどの楽しみ方ができます。また、施設内でミニチュアを実際に作成したり、プログラミング学習が体験でき教育目的でも活用が予定されています。

 沖縄観光の課題となっていた冬場や悪天候時のエンターテイメント施設の充実へ貢献するだけでなく、教育施設として修学旅行を誘致する際の呼び水となる可能性を秘めています。今後も沖縄特有の課題を解消し、新たな付加価値をもたらすスポット誕生による、沖縄観光のさらなる発展を期待します。

この記事を書いた人
又吉 謙 沖縄銀行 東京支店支店長