テーマパーク「ジャングリア」を運営するジャパンエンターテイメント(JE、名護市)の佐藤大介取締役は、20日に名護市中山区で開いた住民説明会で、雇用する人数について「正社員やパート、アルバイトを合わせて1千~1500人を予定している」と説明した。パートやアルバイトの先行登録を実施し、採用の内訳は県内と県外の半々を予定している。求職者からは「魅力がある」と期待の声も上がっている。
観光人材を含め、労働力が不足していることに関し、佐藤氏は「他の観光事業者から人材流出への懸念の声は聞いている」とした上で「事業者同士が限られた人材を巡って奪い合うのではなく、沖縄、やんばるが、県外や海外から観光を学ぶような場所にしていきたい」と語った。他業者とも連携しながら観光人材の育成を図るという。
同日、沖縄観光コンベンションビューローが開いた観光業界の就職説明会にジャパンエンターテイメントもブース出展。多くの就職活動生らが熱心に話を聞いた。ジャングリアが第一希望だという琉球大学3年生の諸見成紀さん(21)は「ダンス経験を生かしながら、パフォーマーとして沖縄に貢献したい。娯楽施設はブラックなイメージがあったが、ジャングリアは給与面も福利厚生も良く、より魅力がある」と話した。 (池田哲平、與那覇智早)